どんどん、画素数が増えるデジカメ。
最近じゃケータイまで300万画素だったりします。
ところが、たった 1ピクセルのデジカメを研究している人たちがいました。 なぜ?
研究しているのは、ライス大学の電子技師Richard Baraniuk 氏 とKevin Kelly氏。
1ピクセルだけで撮影できる秘密は鏡。
デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)と呼ばれる、とっても小さくて、すばやく向きを変えることができる鏡が並んだ部品です。
主として、プロジェクターに使われている、この部品を、撮影に使うとは、考えましたね~
でも、現在はプロトタイプのため、一枚の写真の撮影に5分かかってしまい、静止している物体しか撮れません。
将来は撮影時間をもっと短くしたい。(数ミリ秒)
また、従来のCCDなどでは撮影が面倒な赤外線や、紫外線写真を撮影するカメラ、ナイトビジョン等も安くできるかも、とのこと。
現在天体観測には、CCDが使われているのですけれども、CCD独特のノイズ(ざらつきや、スミアなど)を消すために、CCDを冷やしてみたり、CCDを90度回転させて同じ写真を撮ったり、などなど、さまざまなテクニックが駆使されているといいます。
星の撮影には、むしろ、こちらのほうが向いているかもしれませんね。
情報源
A camera’s worth a single pixel (USATODAY)
Researchers Aim for Single-Pixel Camera (LiveScience)